My NY Life ❤

勤めていた会社を辞めて渡米。ズボラ主婦の備忘録。一児の母。

【海外出産レポ1】無痛分娩の体験談!

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先日、無事に第一子を出産しました!

だんだん体も回復してきて、生活のリズムも整ってきたので、アメリカでの出産事情や無痛分娩について、私の体験を綴ってみようと思います。(あくまで私個人の経験です!)

今回は入院~出産までの流れになります。産後の入院生活については別記事でご紹介しようと思います。

 

さて、37週を過ぎた時点で、かなり下に下がってきていた我が子。先生からも「(私の)体型的にも早く出てくるだろうね!」と言われていたので、いつ陣痛が始まってもいいように、せっせと準備を進めていました。

 

破水に備えてベッドや椅子、車の座席に防水シートを設置し、産後当面の食事に困らないように冷凍の作り置きを大量生産。無痛分娩の場合入院してからは子が生まれるまで食事が摂れないため、入院直前にお腹に詰め込むための食事の準備。とにかく準備万端で、いまかいまかと陣痛が来るのを待っておりました。

 

が、予想に反して予定日を過ぎても全く出てくる気配のない我が子!

当初は自然に陣痛が始まるのを待つ予定でしたが、子宮口が全然開いていないし(絶望)、全く兆候もないので、39週の段階で計画無痛分娩に切り替えて入院する日を決めました。

41週まで待つか、計画無痛にするかかなり悩みましたが、コロナ禍のためバタバタしない方が私たち夫婦の精神衛生上良いかもね、という話になり計画無痛にしました。

正直身体も重くて限界でしたし、正産期に入ってからの毎週のPCR検査も非常に面倒だった!

 

 

入院当日

当日は夜の9時からの入院でした。たくさん夕食を摂った後、出産に備えてさらに栄養ゼリーを注入!入院後はお水も一切飲めないので、お水も沢山飲みました。とにかくたくさん食べて来いと言われていたので、今まで抑えていた食欲を開放して食べまくりました!

ちなみに私の病院は夫の立ち合いも入院もOKでした。今思い返しても夫が一緒にいてくれて本当に良かったです。一人では心細かったと思います(*_*)

 

21時 病院に到着

着替え

点滴、採血など、内診

やっぱり子宮口全然開いていない…

 

ということで、「Cervidil」というものを使用して子宮口を開くことになりました。薬液がしみ込んだタンポンのようなものを子宮口の下の辺りに入れ、その薬液によってホルモンが分泌されて子宮口が開くというものです(確か)。

てっきり、日本でよく聞くバルーン?を入れるのかと思っていたのですが、アメリカでは使わないようです。

 

子宮口が3cmにならないと麻酔ができないので、まずはCervidilで子宮口が開くのを待ちました。その時点では、多少の違和感はありますが痛くも痒くもないので、一旦寝ることに。

ちなみに個人的には点滴の針を刺す瞬間が一番痛かった(*_*) 腕の血管があまりよろしくなかったようで手の甲に刺されたのですが、何回かやり直しされて痛すぎた。ぶっ刺さったプラスチックの管は急変に備えて退院直前まで抜くことはできないので、これが一番の不快ポイントでした。

 

午前3時 陣痛が始まる

変化が現れたのは、翌午前3時頃でした。

頻繁にトイレに行きたくなり、膀胱のあたりに違和感が出始めました。入院してすぐ点滴と陣痛監視装置を付けられていたので、トイレに行くにはそれを外す必要があり、毎回ナースコールをしなければならず、めちゃくちゃ申し訳ない気持ちになっていました。

30分に一回のペースでトイレに行きたくなるのでなんか変だなーと思いつつも、Cervidilを入れてるからだと思いそのまま寝ようとします。

ですが朝の5時くらいになると、その違和感がだんだんと生理痛のようになっていて、試しに間隔を測ってみると10分おきに痛みがきていました。

ですが、陣痛というにはあまりにも弱すぎる痛みだったのと、初産でなにも分からなかったので半信半疑。とりあえず助産師さんにそのことを伝え、内診してもらうと、子宮口が3㎝開いており、陣痛も始まっていると言われました。

促進剤を使って陣痛を誘発する予定だったのですが、奇跡的に自然に陣痛が始まってくれたようでした。

 

午前6時 硬膜外麻酔

ということで急ピッチで準備が進み、すぐに麻酔を入れることになりました。

採血をした後に麻酔科の先生が来て、麻酔について説明を受けました。まずは局所麻酔をしてから硬膜外麻酔をします。局所麻酔が痛いと聞いていたので怯えていましたが、私の場合はそこまで痛みは感じませんでした。液体が入ってくるような不思議な感じでした。

その後少しするとお腹の下辺りから脚の間感覚がだんだんと無くなっていきました。

そこからは内診をされても感覚が無いので痛みを感じずに快適、!!(内診自体もそこそこ痛いので、これは嬉しかった!)

途中で人工破水をしましたが、その時も全く感覚無しでした。

その後は子宮口が全開になるまでひたすら待ちます。痛くないので夫や助産師さんと談笑する余裕あり。

 

午後12時 子宮口全開

子宮口が10㎝の全開になったお昼の12時頃まで、がんがん陣痛が来ていましたが、痛みは全くありませんでした(麻酔の効き具合は個人差あるようですが)。

子宮口3㎝の時点での痛みは軽い生理痛くらいで、そのタイミングですぐに麻酔をして頂いたので、強い痛みを感じることなくお産に臨むことができたのは本当に良かったです!!

 

13時 いきみ開始

13時になり、いよいよいきむことになりました。最初の30分は麻酔の影響もあり陣痛が弱くなってしまったのと、上手くいきめないのとで全然出てこない!

それに加え、頭が大きく恥骨に引っかかっていたようで…

よって促進剤を追加してもらい、私自身もようやくコツをつかみ始めます。無痛なので痛くはないのですが、お腹がギューと収縮する感覚はあるので、それに合わせて必死にいきみます。人生でこんなに踏ん張ったことはないだろうというくらい、力を込めました!2,3回いきんだらポンと出てくるもんだと思っていたので、こんなに大変なのかと驚きました。自然分娩をされるお母さん達は、陣痛に耐えたあとこれをやるんだから本当に凄すぎます…。

 

午後2時 誕生

そして、いきみ開始から1時間半経過したところで、ようやく我が子誕生!!!

大きな産声をあげている我が子を胸の辺りにのせてもらい、その瞬間感動で自然と涙が溢れ出てきて大泣きしました(笑)

本当に神秘的で感動的な時間で、我が子が可愛くて可愛くて…

上手く言葉では表せない感情でした(*_*)

 

今回初産で無痛分娩を経験した私個人の感想としては、無痛分娩にして良かった!!です。もともと痛みに弱いし緊張しいなので、リラックスしてしっかりと深呼吸しながらお産に臨めたのは本当に良かった!おかげで我が子の心拍もずっと安定していて、安心していきむことができました。

頑張って外に出てこようとしている我が子に意識を向けて、応援しながらいきむことがきたのも良かったです。きっと自然分娩だったら痛すぎてそれどころでは無かっただろうと思います…。

ただ、色んなお産の形があって良いと思っているので、何を選択するかは人それぞれだなあと。

 

このように陣痛から出産まではありがたいことに、痛みも無く非常にスムーズに進んだのですが、私の場合は産後に地獄が待っておりました…

それについてはまた改めて記録しておこうと思います!!!

 

これから海外で出産予定の方や、無痛分娩を検討している方の参考に少しでもなれば嬉しいです♪